新米が美味しい理由は?古米との違いや美味しい炊き方を紹介

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お米の美味しい季節といえば、思い浮かべるのは秋。新米が店頭に並び、美味しいお米を求めて自宅用や贈答用に買い求める人が集まります。でも新米について「なんとなく美味しい」と感じているけど、説明しようとすると困ってしまう人も多いのでは?

この記事では新米の定義や古米との違い、米農家「米工房いわむろ」直伝の新米の美味しい炊き方など、新米にまつわるお役立ち情報を紹介します!

新米の定義とは?古米との違いも解説

新米は、食品表示法の食品表示基準で定められており「その年に収穫され、12月末までに包装された米のこと」を指します。

早稲米は8月、多くの品種が9月に収穫を迎えるので、新米と呼ばれる期間は1年のうち2~4ヶ月ほどです。
対して古米は、前年に収穫・包装されたお米のこと。つまり、9月に収穫されたお米は翌年の1月には古米という扱いになります。

新米と古米の主な違い3つ

それでは、新米と古米には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。3つの特徴から比較してみましょう。

見た目

パッと見ただけで判断するのは難しいですが、触ってみると違いが出ます。新米のポイントは水分。収穫から日の浅い新米には、水分が残っているので手につくことが多いです。一方、古米は水分が蒸発し乾燥しているため、手からパラパラと落ちていきます。

また、炊き上がりの見た目に艶やもちもち感が生まれるのが、新米の魅力です。

味の違いも、水分量が大きなポイントです。新米は水分が多いため、お米がやわらかく粘りがあり、炊飯後の香りが立ちやすいのが特徴。対して古米は、水分量や粘りは少なく、かために炊き上がります。

古米は、1年ほど経つとぬかや脂肪分が古くなり、古米臭と呼ばれる特有のにおいが出てくることもあります。

価格

価格差は販売店等によって異なりますが、同じ銘柄の新米と古米を比較すると、一般的には新米の方が価格が高いです。お米だけに関わらず、鮮度が高い状態の方が価値が高いとして販売されています。

新米が美味しいのはなぜ?

米自体に水分が多く含まれているため瑞々しく、ツヤツヤしたご飯に炊きあがります。

収穫されたばかりの新米は新鮮だからこそ「艶」「味わい」「粘り」「香り」を感じられ、米が持つ甘みを感じられます。

これが新米特有の美味しさとして、人気を集めている理由です。

実はデメリットもある新米の炊き方

「新米を炊いたら、べちゃっとしてしまった」という経験、一度はありませんか?
新米は水分量が多いという魅力がある一方で、炊き方を誤ると食感や味がぼやけてしまうことも。 炊き方で美味しさは変わるので、正しい炊き方を覚えておくことがポイントです。

新米の美味しい炊き方を米農家が紹介

ここからは、米工房いわむろ直伝の新米の炊き方を紹介します。

用意する道具は、自分に合ったもので

米工房いわむろのスタッフは、ザルでお米を洗う人もいれば、釜の中で洗っている人もいます。ここは、自分に合った方法で問題ありません。

今はホームセンター等でお米を洗う便利グッズもあるので、使ってみるのも良いでしょう。

米用計量カップで計る

炊飯器などに付属してある米用計量カップで、1合ずつ計ることをおすすめします。料理用計量カップしかない場合は、1合150g、2合300g、3合450mgと炊く分量のお米をきっちり計ります。目分量はNG。

1回目の洗米は水を少なめに。素早く捨てる

最初の洗米が重要です。お米はにおいを吸収しやすく、ぬかのにおいなどを取り込んでしまいます。

1回目はお米全体が浸る程度の少なめの水で、サッと混ぜて素早く水を捨てましょう。

2回目以降も水は少なめ。濁りがなくなるまで

2回目以降も水はお米全体が浸る程度にし、お米同士をすり合わせるイメージでシャカシャカと洗います。力が強すぎると、お米が割れるので注意しましょう。

水は完全に透明でなくても大丈夫です。少し濁りがある程度まで洗いましょう。

炊飯の水は目盛りよりやや少なめがおすすめ

新米は水分量が多いので、目盛りよりやや少なめに水を入れると良いでしょう。古米の場合は水分が少なくなっているので、目盛りよりやや多めがおすすめです。

ただ、ここは人によって好みが分かれるので、自分の好きな水の量で調節してみましょう。品種によっても炊き上がりに差が出るので、何度か炊く中で自分好みを見つけると良いです。

新米の美味しい食べ方3選

「新米の美味しさを、ダイレクトに味わいたい」という方におすすめの食べ方をご紹介します。

塩おにぎり

塩おにぎり
シンプルにお米の旨味が味わえるのが、塩おにぎり。新米の季節になると、おにぎり屋さんでも見かける頻度が増えますよね。少しの塩と、ふっくらと炊き上げたお米。

お米本来の粘りや艶、甘みを一口一口から感じられます。

焼き魚と一緒に

お椀でもりもり食べたい時は、白米と相性抜群な定食の定番「焼き魚」がおすすめです。

お米の味わいを消すことなく引き立てる、旬のお魚を合わせてみましょう。

卵かけご飯

粒の大きいお米には、卵かけご飯がピッタリです。卵とお米が絡むと新米の歯触りが立ち、弾力や食感を感じやすくなります。

お醤油はいつもよりやや少なめにすると、お米の甘みも味わえますよ。

新米のおすすめ購入場所5選

最後に、新米のおすすめ購入場所をご紹介します。

オンラインショップ

オンラインショップは「全国の色々な銘柄から新米を選びたい」という方におすすめです。悩んでしまう人は、ランキング形式で紹介されているサイトから選んでみるのも良いでしょう。口コミや生産者の声が紹介されていることもあるので、安心感があります。

自宅や贈り先に直接届けてくれるので、運ぶ手間が不要なのも魅力です。

米穀店

お米の専門店だからこそ、豊富な知識の中から要望に合わせたお米をセレクトしてくれます。その場で精米機にかけてくれるお店もあるので、精米したてを味わえることも。

「自分好みのお米を見つけたい」「いつもと違う新米を選んでみたい」というシーンでおすすめです。

直売所(道の駅)

直売所や道の駅には、秋になるとその土地で採れた新米が並びます。

店舗によっては、おにぎりとして販売されていたり、食堂のお米に使われていたりすることもあるので、その場で味わいを知って購入することができます。

「その土地ならではの美味しいお米に出会いたい」という方に選ばれています。

百貨店

バイヤーによりセレクトされたブランド米が並ぶので、贈答用におすすめなのが百貨店での購入です。どれを選んだら良いかわからない場合も、販売員の方がお米選びを手伝ってくれるでしょう。

熨斗(のし)対応や配送もサポートが手厚いのがポイントです。

地元のスーパー

「いつも食べているお米の新米がほしい」という家庭用には、スーパーが手軽です。

新米の時期になると目立つ場所に陳列されており、日常の買い物の中で新米を手に入れることができます。

米工房いわむろの新米も味わって

米工房いわむろ

当社「米工房いわむろ」も令和4年産の新米をお届けしています。新潟県の岩室地区で育てており、農薬・化学肥料を使わずに栽培したコシヒカリはふっくら艶やか。

お客様に発送する直前に精米するよう心がけており、香りも味も新米そのものの風味でお届けいたします。ご自宅や大切な人への贈り物としてどうぞ。

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まとめ

「新米のポイントは水分量にあり」ということがおわかりいただけたでしょう。

収穫したてで米自体の水分が多いからこそ、炊き上がりにきらめくようなツヤが生まれ、旨味が広がります。

この記事でお伝えした炊き方を参考に、美味しい新米をさらに美味しく味わっていただけたら嬉しいです。

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