農家直送の無農薬米おすすめ7選!有機米との違いも解説

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普段なかなか見かけることのない無農薬米。

無農薬米を買うときに、危険性はないのか、有機米とはどこが違うのか気になりますよね。

また、たくさんあるとどの無農薬米がいいのか迷ってしまいます。

この記事では、無農薬米は危険なのかや有機米との違いについて解説します。

最後に農家直送で頼めるおすすめの無農薬米を紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

無農薬米とは?定義や有機米との違いを解説

無農薬米とはその名の通り、農薬を全く使わずに栽培した米のことを言います。

  • 無農薬米の定義
  • 有機米との違い
  • 無農薬米は危険なのか

3点について解説します。

無農薬米の定義

無農薬米は、農薬を一切使わずに栽培したお米です。

そのため、化学肥料などを使っても「無農薬栽培」であると言えます。

しかし、農薬を使っていないお米でも「無農薬米」とは表記できません。

なぜかというと、今年は農薬を使っていなくても、昨年まで農薬を多量に使っていた場合、農薬が今年のお米にも残っている可能性があるためです。

また、隣にある畑や田んぼから農薬が入り込む可能性もありますよね。

そのため、無農薬栽培であっても農林水産省ガイドラインにより「特別栽培」と表記するようになっています。

特別栽培農作物の定義は以下の通り。

その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。

特別栽培農産物について 節減対象農薬と化学肥料双方の節減が必要です。

なお、節減対象農薬を使用しなかった場合、「節減対象農薬:栽培期間中不使用」との表示になります。

引用:農林水産省ガイドラインより

無農薬米には「栽培期間中不使用」と書かれたお米が多いです。

ただし、「無農薬米」と表記しても罰則はありません。

有機米との違い

無農薬栽培米と似ているものとして「有機栽培米」が挙げられます。

有機栽培はオーガニックとも呼ばれ、一見無農薬と同じに思えますが実は2つは全く別もの。

有機栽培とは、有機JAS法という農林水産省が定めた定義に基づき生産された農産物です。

農林水産省より定義された有機農業物は以下の通り。

  1. 周辺から使用禁止資材が飛来し又は流入しないように必要な措置を講じている
  2. は種又は植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しない
  3. 組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わない
    など、「有機農産物の日本農林規格」の基準に従って生産された農産物のことです。

引用:農林水産省ホームページより

農薬を全く使わない無農薬米とは違い、有機米は化学的に合成された肥料や農薬以外の農薬などは使っていいことになっています。

そのため、有機栽培されたお米は完全に無農薬ではありません。

無農薬米は危険?

無農薬米が危険だと言われる理由として、昨年使っていた農薬が残ることが挙げられます。

また、無農薬米は農薬を一切使ってないだけであり、化学肥料や有機肥料の使用量まではわかりません。

そして、残留農薬に危険性はないと考える人たちが「むしろ無農薬の方が危険」という意見を唱えている場合も。

日本で許可されている農薬は確かに動物実験では危険がないとされていますが、人への影響はわかっていません。

また、ひとつひとつの農薬は安全性でも、さまざまな農薬を使った場合の影響まではわかっていません。

お米の場合、農薬が残りやすい部分は糠や胚芽。

精米することにより80%は落とすことができると言われていますが、玄米で食べる場合は農薬が残留している可能性があります。

そのため、無農薬で栽培されたお米を選んだ方が良いのです。

無農薬米はスーパーで買える?

残念ながら、スーパーで無農薬米はほとんど売っていません。

よほどこだわりを持った製品や食品を扱っている自然派のスーパーには置いてありますが、大手のチェーンなどのスーパーでは取り扱っていません。

そもそも無農薬米は普通のお米と比べ、大量生産できないという特徴があります。

そのため、スーパーなどへ大量に供給できるほど量が作れません。

無農薬米を買う方法

身近なスーパーで無農薬米が売っていない場合、無農薬米を買う方法は以下の2つあります。

  • 農家直送で頼む
  • ネット通販で頼む

それぞれについて解説します。

農家直送で頼む

日本全国には、無農薬米を直送してくれる農家さんが多数います。

お米の値段と送料だけで送ってもらえるので、安全な無農薬米を新鮮な状態で手に入れたいという人にオススメ。

ネット通販で頼む

農家さんの中には、楽天市場などの大手ネット通販で無農薬米を販売している人もいます。

農家直送かネット通販どちらがいいかは、量が同じの場合より安い方を選んだ方が得です。

おすすめの農家直送無農薬米7選

無農薬米を農家直送で頼める、おすすめの農家さんを7つ紹介します。

お米のブランドや産地など、お好みのものをぜひ見つけてみてください。

また、年間購入をするとお値段が安くなります。

気になる農家さんがあれば公式サイトを見てみてくださいね。

百姓屋

画像引用:百姓屋公式サイト

百姓屋は、新潟県関川村のお米専業農家であり、合鴨農法を取り入れています。

合鴨農法とは、合鴨を田んぼに放つことにより、除草や害虫駆除をし、無農薬米を育てる方法。

平成9年から農薬不使用、化学肥料無使用で栽培しています。

百姓屋さんのホームページで買える無農薬米の種類と値段は以下の通りです。(税込・送料込)

白米・コシヒカリ 玄米・コシヒカリ
3キロ 4,400円 4,100円
5キロ 6,450円 5,950円
10キロ(5キロ×2袋) 12,000円 11,000円
15キロ(5キロ×3袋) 17,850円 16,350円
20キロ(5キロ×4袋) 23,300円 21,300円
25キロ(5キロ×5袋) 28,750円 26,250円

無農薬米以外にも、農薬使用回数を極力減らしたこだわり米やもち米、黒米なども販売しているのでぜひ見てみてください。

百姓屋公式ページを見る

 柴山農園

 

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柴山農園は茨城県芝浦市にあるお米農家です。

農薬・化学肥料不使用の特別栽培米を作っています。

コシヒカリとゆめひたちを販売しているので、両方買って好みのお米を見つけるのも楽しいですね。

取り扱っているお米の種類や値段は以下の通りです。(税込・送料込)

コシヒカリ白米・玄米 ゆめひたち白米・玄米
5キロ 3,500円・3,400円 3,100円・3,000円
10キロ 6,600円・6,400円 5,800円・5,700円
20キロ(10キロ×2袋) 12,000円・11,500円 10,500円・10,000円

無農薬米以外にも農薬削減した栽培米を販売しています。

柴山農園公式サイトを見る

ファーム・イン・ビレッジ

ファームインビレッジ

画像引用:ファーム・イン・ビレッジ公式サイト

ファーム・イン・ビレッジは山形県天童市にある、平成8年に設立された有限会社です。

平成17年から特別栽培米作りが始まりました。

自家製のぼかし肥料で土づくりからこだわる田んぼには多くの微生物が生息しています。

ファーム・イン・ビレッジで取り扱っている農薬・化学肥料不使用のお米は以下の通り。(税込・送料込)

コシヒカリ白米・玄米 ミルキークイーン白米・玄米
5キロ 4,411円・4,185円 4,309円・4,104円
10キロ(5キロ×2袋) 7,927円・7,700円 7,884円・7,668円
15キロ(5キロ×3袋) 11,685円・11,253円 11,523円・11,210円
20キロ(5キロ×4袋) 15,055円・14,666円 14,968円・14,601円
25キロ(5キロ×5袋) 18,705円・18,165円 18,630円・18,090円

その他にも農薬や化学肥料を減らして栽培されたお米も取り扱っています。

ファーム・イン・ビレッジ公式サイトを見る

エコファーム高橋

エコファーム高橋

画像引用:エコファーム高橋公式サイト

エコファーム高橋は宮城県で26年もの間農薬・化学肥料不使用のお米を生産している農家です。

微生物を使用したEM農法を取り入れています。

福島の原発事故がありましたが、エコファーム高橋のお米からは放射能不検出。

玄米は15度で温度管理されており、いつでも獲りたての状態で味わうことができます。

エコファーム高橋が取り扱っているお米のブランドは

  • ササニシキ
  • ひとめぼれ
  • つや姫
  • みやこがねもち

と多いので、食べ比べて好きなブランドを探すのもおすすめ。

料金は以下の通りです。(税込・送料別)

ササニシキ・ひとめぼれ・つや姫

白米・玄米

みやこがねもち

白米・玄米

1.5キロ 1,400円・1,250円 1,550円・1,350円
2キロ

(真空パック)

1,950円・1,800円 なし
5キロ 3,600円・3,250円 3,700円・3,350円
10キロ 6,450円・6,000円 7,150円・6,450円

ササニシキ・ひとめぼれ・つや姫は値段が同じで2キロも真空パックも取り扱いがあります。

みやこがねもちは他の3種類と比べるとやや高く、2キロの取り扱いはありません。

エコファーム高橋の公式サイトを見る

江原農産

江原農産

画像引用:江原農産公式サイト

江原農産は、熊本県で38年お米生産をしている農家です。

江原農産のお米は大豆油粕や、米ぬか、麦ぬかなど贅沢な有機資材だけを肥料とし、栽培しています。

有機肥料により稲は丈夫に育ち、病害虫の被害を受けにくいのが特徴の一つ。

取り扱っているブランドの種類はヒノヒカリ・コシヒカリであり、有機認証を受けたお米もあります。

それぞれの料金は以下の通り。(税込・送料別)

ヒノヒカリ

コシヒカリ

有機認証ヒノヒカリ

有機認証コシヒカリ

5キロ 2,935円 4,000円
10キロ(5キロ×2袋) 5,768円 7,894円
20キロ(5キロ×4袋) 11,330円 15,681円
30キロ(30キロ紙袋) 15,965円 22,711円

玄米は石抜き、色彩選別後発送されます。

有機認証米の取り扱いがあり、白米と玄米の値段が同じであるのが特徴です。

江原農産公式サイトを見る

いのファーム

いのファーム

画像引用:いのファーム公式サイト

いのファームは山形県で20年お米の栽培をしている農家です。

食味コンクールでの受賞経験があり、第19回全国食味鑑定コンクールでつや姫が金賞受賞。

5,000点の中から20点に選ばれた、コンクールで認められたお米です。

また、第9回高畠町食味コンクールではつや姫の部で最優秀賞である1位を獲得。

つやがあり、甘みが抜群という評価を受けています。

また、学校給食において無農薬栽培された米粉麺が採用され、高畠町内すべての小学校で食べられています。

取り扱っているブランドはつや姫・コシヒカリ・金のいぶき・ミルキークイーンの4種類。

全ての種類が有機認証を受けているのが特徴です。

それぞれの値段は以下の通りです。(税込・送料込)

つや姫(有機認証)

コシヒカリ

白米・玄米

コシヒカリ

(有機認証)

白米・玄米

金のいぶき

(有機認証)

※玄米のみ

ミルキークイーン

(有機認証)

5キロ 4,900円・4,500円 4,600円・4,400円 4,700円 4,600円・4,500円
10キロ(10キロ袋) 8,900円・8,400円 8,700円・8,200円 8,600円 8,700円・8,200円
25キロ(25キロ袋) 19,800円・19,300円 19,500円 19,000円・18,500円

いのファーム公式サイトを見る

米工房いわむろ

米工房いわむろ

わたしたち米工房いわむろも完全無農薬米で栽培したコシヒカリ「匠米」を販売しています。

匠米は農薬はもちろん、化学肥料も使っていないお米。肥料は有機肥料と堆肥を使っています。

あぜ道の除草も薬剤を使わず手作業で行っているので、完全な無農薬&無化学肥料米です。

白米で5キロのみの販売で税込4,363円。(送料別)

数量限定のため、予定数に達し次第販売終了となります。

ぜひお早めにお買い求めください。

匠米を購入する

まとめ

無農薬米は、農薬や化学肥料を使わず栽培されたお米のことです。

ただし、農林水産省のガイドラインにより農薬や化学肥料が5割減のものは全て特別栽培米と表記するようになっています。

無農薬であっても特別栽培米と表記されているものが多いですが、特に罰則はないため無農薬と表記されることも。

そのため、信頼できる農家さんから購入するのがおすすめです。

スーパーでは手に入らないので、農家直送で頼むのが安心。

それぞれの農家によってお米のブランドの種類や量、産地が異なるのでぜひ安心・安全な無農薬米を食べてみてください。

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