つや姫ってどんなお米?コシヒカリとの違いや特徴も紹介

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「つや姫ってよく聞くけど美味しいの?」
「つや姫とコシヒカリって何が違うの?」

つや姫は人気のあるお米ですが、まだ食べたことがない方も多いのではないでしょうか?

この記事ではつや姫の特徴やコシヒカリとの違いについて詳しく紹介します。

つや姫を食べてみたい方や、コシヒカリとの違いを知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

つや姫とは

2010年のデビュー以来、山形県を代表するお米となったつや姫は、何よりも「白いご飯」が大好きな人に向けて作られています。

それでは、つや姫とはどんなお米なのでしょうか?ここでは、以下の2点をご紹介します。

  • 歴史
  • 名前の由来

歴史

つや姫は、「山形70号」と「東北164号」をかけ合わせたお米です。

「コシヒカリ」や「ササニシキ」と同じく、近代の様々なお米のルーツで、明治時代に生まれた「亀ノ尾」という品種を祖先に持っています。

つや姫は山形県が総力をあげて取り組み、10年以上の歳月をかけて開発された品種です。

お米の代名詞とも言えるコシヒカリを超える美味しさを持つのではと近年、注目度が高くなっています。

山形県では、毎月28日を「two(つ)」「八(や)」で「つや姫の日」と定めています。

名前の由来

名前は日本全国で公募された後に、県民投票で「山形97号」「出羽穂の香」「つや姫」の3つに絞られました。

その中から首都圏の女性から評価が高く、品種の特徴が明確で、他県でも栽培される可能性を考慮して「つや姫」が選ばれたのです。

つや姫という名前には10年以上の期間を経て大事に開発されたことや、炊き上がりの艶やかな見た目の美しさに由来しています。

つや姫とコシヒカリの特徴や違いって何?

つや姫はよく、コシヒカリと美味しさを比べられます。

そこで、つや姫とコシヒカリの特徴や違いを下記の5つの視点からお伝えします。

  • 味や食感
  • 見た目
  • ランク
  • 値段
  • 産地

味や食感

つや姫はお米の甘み・旨味・粘りのバランスが良く上品な甘みがあって、旨味成分であるアミノ酸の含有量がコシヒカリより多いとされています。

適度な粘り気と柔らかさがあり、のどごしが良いのも特徴です。

コシヒカリは口に入れると豊かな旨味を感じ、噛めば噛むほどモチモチとした粘りとお米の甘みを感じられます。

お米の主成分であるデンプン質の「アミロース」と「アミロペクチン」がバランス良く含まれているからです。

見た目

つや姫とコシヒカリはどちらも大粒で水分をたっぷりと吸い込むので、炊き上がりは1粒1粒がツヤツヤとした美しい光沢があります。

白いご飯好きにはたまらない、食欲をそそられる光景です。

ランク

つや姫は山形県産・宮城県産・島根県産においては、過去5年間のほとんどの年の食味ランキングで「特A」です。

大分県産も2022年産は「特A」を獲得しています。

コシヒカリは全国的に栽培されているのでランクも様々です。

しかし、日本穀物検定協会が発表した2022年度の「お米の食味ランキング」では、「特A」を獲得した42銘柄のうち、コシヒカリは13銘柄が入っています。

値段

つや姫とコシヒカリの精米5キロの価格を、大手ECサイトで調べてみました。

銘柄つや姫(5kg/精米)コシヒカリ(5kg/精米)
価格(税込み)2,400円~8,000円2,000円~10,800円

どちらも産地や栽培方法により価格の幅が広いことが分かります。

産地

つや姫は「山形県」「宮城県」「島根県」のほか、高温に強い性質を活かして九州の「大分県」「長崎県」を含めた5県で栽培されています。

特に山形県では、県知事に認定された農家が栽培適地で有機栽培米と特別栽培米に限定して生産するなど、ブランドを守る取り組みがされています。

日本国内で栽培されているお米の品種のうち、約3割を占めているのがコシヒカリです。

全国的に栽培されていますが、有名な生産地は「新潟県・魚沼」「福島県・会津」「京都府・丹波」などです。

特に新潟県は魚沼以外にも岩船や佐渡など、複数の地域で評価の高いコシヒカリが生産されています。

つや姫とコシヒカリはどんな人におすすめ?

それでは、つや姫とコシヒカリはどのような人におすすめでしょうか。

  • おにぎりには、つや姫がおすすめ
  • しっかりした味付けの肉料理には、コシヒカリがおすすめ

この2つの視点でつや姫とコシヒカリを比べてみます。

おにぎりには、つや姫がおすすめ

つや姫は粘りが強く冷めても美味しいので、おにぎりやお弁当に向いています。

「一般社団法人 おにぎり協会」では、過去2回行われた「おにぎりに合うお米」の1位につや姫を選んでいます。

もちろん、おにぎり以外にも和食や洋食と幅広いおかずに合うお米です。

しっかりした味付けの肉料理には、コシヒカリがおすすめ

甘みや旨み・粘りがあり、適度な硬さのあるコシヒカリは、肉じゃがやショウガ焼きなどの濃い目の味付けのおかずによく合います。

和食や洋食を問わずいろいろなおかずに合うお米です。

つや姫やコシヒカリとよく比較される3品種の特徴

つや姫やコシヒカリ以外にも、美味しいお米の品種はたくさんあります。
ここでは、下記3品種の特徴を紹介します。

  • あきたこまち
  • ゆめぴりか
  • ミルキークイーン

あきたこまち

「あきたこまち」は、秋田県で5年以上の年月をかけて開発されたお米です。

秋田県で生まれたとされる世界三大美人の1人、「小野小町(おののこまち)」にちなんで名付けられました。

あっさりとした味わいで和食との相性が良く、コシヒカリを親に持つため甘みや旨味、粘りのバランスが良いのが特徴です。

粘りが控えめなので、チャーハンや丼ものにも向いています。

ゆめぴりか

10年以上の長い期間をかけて、北海道で開発されたお米が「ゆめぴりか」です。

名前は「北海道から日本一のお米を」という「夢」と、アイヌ語で「美しい」を意味する「ピリカ」からきています。

やわらかくモチモチとしており、甘みが強いため味が濃いめの和食や洋食などに良く合います。

炊き上がりが名前の通り、ツヤツヤとして美しいのも特徴です。

ミルキークイーン

農林水産省が主導で行われた1989年~1994年の「スーパーライス計画」というお米の研究で生まれた品種です。

ミルキークイーンはコシヒカリの突然変異種で、お米の色が乳白色に見えることからその名が付けられました。

もち米に近い粘りの強さが特徴で、冷めても美味しく固くなりづらいため、お弁当やおにぎりに向いています。
お米の個性に負けないしっかりした味のおかずに合います。

まとめ

山形県で開発されたつや姫と、お隣の新潟県で栽培が盛んなコシヒカリはどちらも同じ品種にルーツをもつお米です。

今回ご紹介した特徴や違いを意識しながら食べていただくと、一段と味わい深く感じられるでしょう。

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