新潟産コシヒカリの三大産地やまだある代表ブランドを徹底紹介

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新潟と聞いて「お米」「コシヒカリ」を思い浮かべる方は多いと思います。しかし、ひと括りに新潟産コシヒカリと言っても、産地によって違いがあることをご存じですか?また、コシヒカリの他にも新潟を代表するブランド米は他にもたくさんあるのです!

今回は、新潟産コシヒカリの産地別の特徴や種類、コシヒカリ以外のブランド米を8つご紹介します。記事を読んだ後は、お米選びがもっと楽しくなるはずです。

新潟といえばお米!米どころと呼ばれる背景とは?

Webメディア「ねとらぼ」が2022年​​8月18日(お米の日)に実施したアンケート調査「『お米がおいしい』と思う都道府県ランキング」によると1位は新潟県でした。

では、なぜ新潟は米どころと呼ばれるようになったのでしょうか?
それは、栽培面積・収穫量共に1位で、最もお米の生産量が多い県という背景にあります。

新潟は昔、低湿地帯として稲作には不向きとされた場所でした。しかし江戸時代の新田開発を契機に豊かな耕作地帯となり、品種改良を重ねながら、日本一と呼ばれる米を作り上げていったのです。

下記の記事では、新潟のコシヒカリが美味しい理由について詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。
関連記事>>なぜ新潟のコシヒカリは美味しいの?歴史や特徴も詳しく解説

新潟産コシヒカリの三大産地+1!地域ごとの特徴紹介

新潟産コシヒカリは現在、「魚沼」「岩船」「佐渡」「新潟一般」の4種類に地域区分されて市場で流通しています。産地ごとの特徴を見ていきましょう。

  • 魚沼産コシヒカリ
  • 岩船産コシヒカリ
  • 佐渡産コシヒカリ
  • 新潟一般コシヒカリ

魚沼産コシヒカリ


全国的な知名度を誇り、日本一のブランド米とも呼ばれているのが「魚沼産コシヒカリ」。新潟県の中越エリアにある魚沼地域(魚沼市・南魚沼市・十日町市・小千谷市・長岡市(旧川口町)・湯沢町・津南町)で収穫されたコシヒカリを指します。

特徴はもっちりとした食感と、噛むほどに増す甘み。魚沼地域は盆地で、夏場は昼夜の寒暖差が大きく、冬は豪雪地帯として知られます。
この環境が稲にデンプンを蓄えさせ、ミネラル豊富な雪解け水が生育に重要な栄養分を与え、独特の甘み・旨みが作られているのです。

岩船産コシヒカリ


山形県に近い、県北エリアにある岩船地方で採れるのが「岩船産コシヒカリ」です。
岩船地方は、起伏に富んだ地形で山々に囲まれているため、昼夜の寒暖の差が大きく、この環境が米の旨みを育みます。また、荒川や三面川、高根川などの清流にも恵まれており、豊かな水源がお米を成長させているのです。

岩船産コシヒカリは魚沼産コシヒカリに比べ、ややさっぱりとした味わいが特徴。生産量は多くないですが、人気を集める産地です。

佐渡産コシヒカリ

穏やかな気候風土のため、稲がじっくりと成長し、独特の粘りと口の中に広がる旨みが特徴なのが「佐渡産コシヒカリ」です。「市の鳥」として有名な朱鷺(トキ)と共生する米作りが特徴。農薬や化学肥料を削減するだけでなく、周囲の生き物の暮らしにも配慮した、豊かな自然環境の中で育つお米です。

「朱鷺と暮らす郷づくり」認証米を購入すると、売上の一部が寄付され、トキが羽ばたく豊かな環境づくりにも繋がります。

新潟一般コシヒカリ

上記3エリア以外で作られている新潟県産コシヒカリを「新潟一般コシヒカリ」と呼びます。甘みや旨み、色つやで高い評価を得ています。

また、皇室献上米として知られる「伊彌彦米コシヒカリ」のように、新進気鋭の新潟県産コシヒカリが増えつつあります。

コシヒカリだけじゃない!新潟産米の代表ブランド8選を紹介

新潟が誇るお米は、コシヒカリだけではありません。ここからは、新潟産のブランド米をコシヒカリを含めて8種類ご紹介します。

  • コシヒカリ
  • 新之助
  • こしいぶき
  • 葉月みのり
  • ちほみのり
  • つきあかり
  • ゆきん子舞
  • みずほの輝き

コシヒカリ


まずは、これまで紹介してきた知名度No.1の「コシヒカリ」。
日本で一番多く生産されているお米であり、その代名詞とも言えるのが新潟産コシヒカリです。
存在感のある旨みを持ちつつも、合わせる食材・おかずを選ばないので幅広い用途で食卓を彩ります。
また、冷めても美味しさが持続する点も人気の理由です。

新之助


2017年の販売開始が記憶に新しい「新之助」。
コシヒカリよりも少し遅めに収穫される晩生品種で、粒の大きさとモチモチとした食感、コクの強さが特徴。冷めても美味しいので、おにぎりとしても人気です。

こしいぶき


コシヒカリを親にもつ「ひとめぼれ」と「どまんなか」の交配で誕生した品種で、県外ではほとんど流通していない「こしいぶき」。
通常よりも早く収穫できる早生品種として浸透しています。県内ではコシヒカリに次ぐ主力品種で、コシヒカリと似た味わいながら、ややあっさりとした食味が料理を引き立てるので、家庭用から業務用まで幅広い用途に適しています。

葉月みのり


8月のお盆には収穫期を迎える、新潟県オリジナルの極早稲品種「葉月みのり」。極早稲ならではのあっさりとした味わいとは異なり、大粒で甘さを感じられるのが特徴です。
いち早く新米を味わいたいというニーズに対応するために誕生しました。

ちほみのり


コシヒカリとは正反対で、あっさりとした味わいが特徴の「ちほみのり」。粒が大きく、クセがないので、チャーハンや丼物のようなお米を使った料理におすすめです。
低価格かつ食味も良いとして、加工・業務用米として人気を集めています。

つきあかり


炊き上がりのつやの美しさから「つきあかり」と命名された早稲品種。
食味評価は「コシヒカリと同等以上」とされながらも、比較的低価格で流通していることから、ちほみのり同様に業務用米としても注目されています。

ゆきん子舞


新潟県内でコシヒカリ、こしいぶきに次ぐ生産量を誇る「ゆきん子舞」。
粘りが少なくあっさりとしていて、油との相性が良いので、チャーハンや炒め料理におすすめです。料理を引き立てるお米を探しているという方はぜひお試しください。

みずほの輝き


上越市で誕生した「みずほの輝き」。晩生品種として、時間をかけて実ったこちらの品種は、粒が大きく一粒ひと粒が大きいのが特徴です。
冷めても美味しいということから、お弁当やおにぎりにおすすめです。

「米工房いわむろ」の匠米のこだわり

いわむろ匠米

持続可能な循環型農業を目指している当社・米工房いわむろの「匠米」は完全無農薬米。田んぼはもちろん、畦道にも農薬や化学肥料を使っていません。おいしさだけではなく安心安全を追求した米作りに取り組んでいます。

また、できる限り美味しい状態でお届けすべく、お客様よりご注文を受けてから精米を行い、鮮度を保っております。

まずはせひ、おかずなしで味わってみてください。

まとめ

この記事を通して、

  • 新潟産コシヒカリと言っても、生産地域によって個性豊かであること
  • 新潟を代表するお米は、コシヒカリだけではないこと

を知っていただけたのではないでしょうか。
気になったお米があれば、ぜひご自身で確かめてみてくださいね。

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